「月光仮面」のせいで自分のヒーロー論が崩壊してしまうかもしれない(レビュー、ネタバレなし)
「月光仮面」は相当なストレスを抱えているか自己顕示欲の塊に違いない
(最初に)本記事は月光仮面未視聴かつ、ヒーローものに見識が浅い筆者が書いていることをご了承ください。
唐突ですが、ヒーローについて大まかな定義付けをしてみました。
①主人公的ポジションである
②ストーリー内で「正義」として扱われている
③「弱者」の味方である
ではジオンは悪か敵と戦う時に街を破壊するウルトラマンはどうか、そのあたりの考察は有識者に任せて本記事はこれを前提に進んでゆきます。Going My Way。
「あれ?例のシリーズものはどうなったの?」という方は、再度こちらから概要をご確認ください。
さらに言えば、ヒーローには「報酬型」と「無報酬型」の2種類が存在します。
ここでは実在の作品を例にとって、ヒーローについて浅く掘り下げてみましょう。
「無報酬型」ヒーローは派手
(例)戦隊もの、ウルトラマン、影の八州
地球や溝の口の平和を守るため、プレシャスを悪の組織から守るために戦うのが彼らです。
いざという時は、戦隊ヒーローなら赤・青・黄・などのまばゆい原色コスチュームに身を包み、ウルトラマンは40M程度にまで急成長。閻魔の使いである影の八州は、返り血をもいとわぬ白装束に身を包みます。夜目につきすぎ。
このことから「無報酬型ヒーローは派手」という共通点が見えてきましたね。
「報酬型」ヒーローは地味
例)必殺仕事人
こちらでは、わかりやすくこの作品を例にあげましょう。
彼らは理不尽に虐げられた弱者の恨みを晴らすために戦うヒーローです。敵方に侵入する際は夜目に紛れ、きわめて地味に静かに速やかに任務を遂行します。ヒーロー扱いして良いかは微妙ですが、ゴルゴ13やシティハンターにもいくつか共通点が見られますね。
つまり「報酬型ヒーローは地味」なのです。
ヒーローであり続けるために見返りを求める
時には自分の生命を危険にさらすこともある彼ら。
ヒーロー業自体が黒歴史化することもあれば、滑舌の悪さが世間に露呈してしまった例もあります。恋人からレスポンスの悪さを責められる時もあるでしょう。既読スルー。
彼らはリスクをしょっています。それでも何らかの目的のためにヒーローを続けなくてはいけません。そのためにはモチベーションを維持するなにかが必要なのです。だって、中の人は人間だもの。
ヒーローであるが故のフラストレーションを抱えてしまった彼。ヒーロー業の中にその解消方法を見出すことができれば、WinWinですよね。
「無報酬型ヒーロー」の場合、それを派手なコスチュームの中に見出しました。目立つって気持ち良いよぉ。
「報酬型ヒーロー」はそれを報酬(金銭・もっこり等)に見出しました。目立つと仕事がしにくいけど、やっぱりやりがいって必要。
彼らがヒーロー業の中に何らかの見返りを欲することは、地球の平和のために必要なのです。誰も彼らを責めることはできません。
それでは月光仮面はなんなのか
・派手な白い衣装に身を包んだ月よりの使者
自分が月光仮面について持ち合わせている知識はこの程度です。
そしてつい先日、彼に「1割で請け負います云々」というキャッチコピーが冠されているのを知り、衝撃をうけました。inゲオ。
自分は月光仮面を無報酬型ヒーローだと思い込んでいた。
それなのに月光仮面は報酬を要求する(ようだ)。
そのうえあんな人目につきやすいコスチュームで派手な立ち回りを繰り広げているのか(だろう)。
「これでは自分の中のヒーロー論が崩壊してしまう」
そこでとり急ぎでっち上げたのが冒頭のあれです。
視聴後に何か思うところがあれば、またヒーロー論及びサンレッドステマ記事を書いてみたいと思っています。
なお今週のお題「わたしの一足」に関しては、ヒーローについて見識を深めるための第一歩を踏み出したということでご了承いただきたい。