懐古とトレンド

ライターもどきがネタとパンダに走った結果がこちらです。

「好きなことで、いきていく」ための準備をしてほしい

まずはこれを見てほしい。

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もちろん、今週のお題「植物大好き」に乗っかった恒例のパンダだ。

彼らはIUCN(国際自然保護連合)によって絶滅危惧種に指定された希少動物。だから他の野生動物のように自ら狩りをする必要もなければ、木の実を探す必要もない。何をしなくても生きていける。つまり、彼らは生まれながらにして「運」に恵まれているのだ。

「好きなことで、いきていく」

キャッチコピーとしては、とても秀逸だ。

このフレーズと実際に活躍するユーチューバー達に触発されて、「自分も将来はユーチューバー!」なんて言い出す子どもも増えている。もちろん、昔からイラストや小説、声優など「好きなこと」で生きていきたいと思う子どもはたくさんいた。これ自体は決して悪いことではないと思う。クラーク。

 

「いきていく」とは、最低限の衣食住を確保すること

個人的にこう解釈している。
そのためにはある程度の収入が必要で、そしてその収入源を確保することも必要だ。
世の中には、この収入源を「運」で確保する人と「肩書き」で確保する人がいる。あるいは両方というけしからうらやましいケースもある。


でも、どこから転がり込んでくるかわからない「運」より、努力次第でなんとかなる「肩書き」のほうが確実だ。確実に生きていくためには、やはり何らかの「肩書き」が必要なのだ。

 

少なくとも今のこの日本では。優しい世界。


自分が子どもの頃は

「好きなこと」で生きている大人=楽しそうな人生
「好きでないこと」で生きている大人=つまらない人生

の2種類しかいないと思っていた。
前者が漫画家や芸能人など華やかな職業についている人で、後者がそれ以外の人(サラリーマン等)。非常に大雑把なカテゴライズだ。ちなみにこの大雑把な性格は今も健在である。眼鏡どこ。

 

でも大人になった今は、前者が必ずしも「好きなこと」だけしているのではないと理解したし、後者の人生がつまらないとは思わなくなった。

好きとか嫌いより「生きていくこと」を考えるべき

生きていくことができなければ好きなことはできないし、もちろん「好きなことで、いきていく」なんて到底かなわない。
そのためには「運」ではなく、確実に生きていける「肩書き」をあらかじめ手に入れておくべきだろう。


何も有名大卒とか〇〇コンテスト優勝などのたいそうな肩書きではなく、「高校を卒業しました」「英検持ってます」くらいで良い。これならジョブ「子供」レベル「15」で入手可能だ。


「好きなことで、いきていく」のを目指す子どもたちには、まずは肩書きを手に入れる努力をしてほしい。
目の前にあるレポートを放り出してほしくない。

夏休みの課題を下請けに出すのはやめてほしい。

あなたはパンダではなく、人間なのだから。

 

もちろん産まれながらにしてパンダ的境遇にあるのなら、その運に頼りきって享楽的な人生を送るのも良い。それで世間にお金が流通して潤う人もいるのだから、何も恥じることはない。ただし親のスネをかじるなら、時々脚をもんでさしあげるなりスネ毛のお手入れをするなり、という心遣いは忘れないようにしよう。

 

カツオが銭湯の絵師にあこがれるエピソードを見て、こんなことを考えました。

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Twitterの使い方はおいおい覚えますので…。