ムスメが「魔法つかい」になると言い出したから
「それは無理だよ」と教えてあげた。
だって「魔法つかい」と「魔法少女」はちがうもの
2歳児の夢を壊す大人げない大人だと思わないで
ムスメが先月「仮面ライダーになりたい」と言い出したときは、「もうちょっと大きくなってから考えよう」と優しく諭した。
原付免許がとれる16歳になればその可能性は0ではない。だが今DXゴーストドライバーを買ったところで変身はできないし、別売りのゴーストアイコンを買ったところで光る!鳴る!だけだ。
最近は「ライダーじゃないライダーがいる」とか「初代か2代目のライダーは自動二輪免許を持っていなかった」とかいう噂を聞いたのですが、彼らも普通自動車免許くらいは持ってるんでしょう?
だからリンクルステッキDXを買っても魔法つかいプリキュアにはなれないし、しゃぼんステッキを買ったらちょっと楽しいかもしれない。魔法つかいプリキュア! きゃらっち! は気軽に時刻を確認できて便利だろう。チープカシオ。
一応断っておくが、家庭の教育方針やお財布の事情で「魔法つかい」アイテムを買わないのではない。
我が家の教育方針は「のびのびやれ。でも部屋は汚すな。ありがとうごめんなさい」くらいのものだ。
経済的にもそれほど困窮しておらず、今日はちょっと可愛いミュールとワンピースを買ってきた。うふふ。
だからムスメが単にプリキュアだいちゅきでプリキュアグッズが欲しいのなら、買い与えても良い。
でもムスメはおそらく、プリキュアグッズを手に入れたら魔法つかいになれると考えている。
笑止。
君は「魔法少女」にはなれても「魔法つかい」にはなれない。
この記事は「魔法つかい 魔法少女 違い」で表示されたウェブサイトの情報を元に書かれていることをご了承ください。
結局、血筋なのが「魔法つかい」
「魔法つかい」を名乗りし者で有名どころはサリーちゃん。彼女は魔法の国の王女様。また、魔法使いチャッピーも魔法の国の貴族の娘だ。
少年ジャンプ愛読者ならわかるだろう。
ちょっと喧嘩が強いだけの主人公がB級妖怪と互角に戦えるようになったと思ったら魔族大覚醒。
おちこぼれでもがんばればなんとかなるんだってばよ!と言いながら火影の末裔。
体が柔らかいのが取り柄でやたらUVを気にする少年は革命家の息子で海軍の英雄の孫だった。
努力でも根性でも友情でもなく、結局最後にものいうのは「血筋」。リアルでも同じことが言える。コネ。
だから数代さかのぼっても大和民族しか見当たらない自分が親である以上、ムスメが魔法つかいになれる可能性はまずない。永遠の0。
キュゥべえと契約すればなれるのが「魔法少女」
マミさんだ。
ごくごく普通の一般女子でも、ひょんなはずみで魔力を手に入れたら「魔法少女」になれる。ひょんがどこから転がり込んでくるかはわからないが、可能性は0ではない。
さらには若さを引き換えに「魔女」へのジョブチェンジも可能だ。
男性は魔法少女にも魔女にもなれないが、確実に「魔法つかい」になれるルートが用意されているので安心してください。
(おまけ)今作プリキュアは「大きいお友達」切り捨てに走る
というわけで「魔法つかいプリキュア」は正確には「魔法少女プリキュア」だ。
過去作は「フレッシュ」や「ハートキャッチ」でお茶を濁していたくせに、なぜ今回に限って定義をねじ曲げてまで「魔法」をプッシュしているのだろう。
(個人的解釈)
プリキュアはその女児向けアニメらしからぬ丁寧なアクションシーンの描写が評価されてきた。すなわちパンチラ。
おそらく今作ではその割合が減り、魔力を駆使したバトルがメインになるのだろう。すなわちパンチラ減。
つまり、何らかの理由で東映アニメーションは大きいお友達を切り捨てようとしているに違いない。闇。
しごく妥当な結論にたどりついたところで、筆を擱く。
今Wiki見てきたら今作は本当普通に魔法推しのようですね…。当たり前すぎる考察をしてしまったことを軽くお詫び申し上げます。