アレが好きな妊婦がマタニティマークについて話すよ!後編(妊娠中の方閲覧注意)
長めの前置きが入りますので、面倒くさい方はこちらをご覧ください。
当記事に「安定期に入るまで妊娠を知られたくない」「妊娠自体を周りに知られたくない」「怖いからつけない」などの理由でマタニティマークをつけない妊婦さんを咎める趣旨はありません。ですが万が一不快な思いをされるといけませんので、該当される方ははてなブログトップへお戻りください。
前編も目を通してみようか、という方はこちらへどうぞ。
*マタニティマークは、日常生活全般で「妊娠中だよ」と周りにわかってもらうためのサインです。こちらではわかりやすく電車内での例をあげました。今のところ厚生労働省では「医療関係者に適切な処置を行ってもらうため」とはっきり定義していませんが、自治体や団体によってはそういうPRの仕方をとっているかもしれません。もちろんその意味合いがあって良いと思います。誤解をまねく表記へのご指摘ありがとうございました。
マタニティマークはジャスティス
妊婦さんの数だけ考え方や事情があるでしょう。でも、それは非妊婦さんも同じことです。そもそもサラリーマンやOLさんには「疲れたマーク」など存在しません。自作してもいいけど。
マタニティマークは「妊婦さんは世間の好意に甘えようよ。周りも気を使ってあげようよ」という妊婦さんだけが使える免罪符です。厚生労働省のお墨付きです。せっかくだから使いましょうよ。
疲れていようが疲れていまいが、これさえあれば座れるんです。
自分からは言い出せないシャイで奥ゆかしい妊婦さんにこそつけてほしい。
「マーク可愛くないからつけない。一応妊婦だから席は譲って察してチラ」→
(一般的なものとは違いますが、サイズやデザイン的にマタニティマークとしての意味をなすはずです。)
「マークつけたくない。体調悪い…けど席を譲ってとか言いにくい」→大人としては一部共感しかねます。
「怖いからマークつけたくない。本当は座りたい」→良い人のほうが多いですよ。
「いつ何があるかわからないから、常にマークをつける」これが本当は正解です。
「これさえつければいつでも座れるしー(非妊婦)」論外。
「本当はマタニティーマークをつけたい」人へ
マークを付けたことで、実際に怖い思いをされた方もいるかもしれません。
デリケートな問題ですので、他人の私がどうこういう話ではないのですが、早くあなたの心と体が癒えることを祈っています。
では、「マークをつけて怖い目にあった」と、知人や友人から聞いたあなた。
たしかに身近にそんな経験をした人がいたら、ちょっと怖くなっちゃいますよね。でも世間にはけっこう優しい人も多いんですよ。赤ちゃんのお守りだと思って、がんばってつけてみませんか?
そして「ニュースで見た」「ネットで見た」という方。
たしかに「マタニティマーク」で検索すると、ネガティブな情報が上位に出てくるのが現状です。でも、もう1、2ページ進むとマタニティマークをつけてて良かった、と思えるエピソードにも出会えますよ。「マタニティマーク 良かった」等で検索して、少しポジティブに考えてみませんか?
「察せなかった」ことは気にしないで
マークをつけていない、指輪もしていない、ちょっとお腹がふっくらしているように見える女性。
「妊婦さんかな?」「いや違うかな?」
迷うことありますよね。
マタニティマークが義務化されていない今、その人が妊婦なのかふくよかなのか判断しかねるケースは多々あります。そんな時、「自分すぐ降りるんで」とか理由をつけて譲るも良し。「どうぞ」とさっと立ち上げるも良し。悩んだあげく動かないも良し、です。いずれにしても、あなたが後々まで引きずる必要はありません。
例えば非妊婦さん(40代サラリーマン)が「残業続きで疲れているから席を譲ってくれ」と頼んで受け入れられるかは、相手次第です。でも「気分が悪いから座らせてくれ」といえばきっと誰かが助けてくれるでしょう。
だから妊婦さんだろうが非妊婦さんだろうが、本来そうあるべきなんです。自分の要求を言葉にしにくいなら、他の方法で伝えれば良いんです。
はっきりと立場と要求がわからない相手に対して、あなたが察してあげる必要はありません。少なくとも家に帰ってまで「察せなかった自分」にモヤモヤする必要はありませんよ。今となってはあの人が妊婦だったかどうか確認する術はないのですから、「電車にふくよかな女性がいたな」くらいに思いましょう。
でも、いつもきづかってくれてありがとう。日本って本当に優しい世界。
おそらくここまで読んでいる妊婦さんは少ないと思いますが、経産婦の方も「母親学級」参加してみるとけっこう勉強になりますよ!