メロン熊がゆるキャラ界の覇権を握る日、安倍政権も動く
「ゆるくないのは自分でもわかっています」(本人談)
「夕張の農家を荒らし、おいしいメロンを食い荒らしたことで変貌した熊」
(メロン熊公式ブログhttp://profile.ameba.jp/melon-kuma/より)
皆さんは覚えているでしょうか。
一時期、ネット界および夕張市近辺のちびっ子たちを騒然とさせたこのフルーツアニマルのことを。今回は個人的に大好きな(マグネット持ってる)メロン熊をむりやりプッシュする記事です。
ふなっしーが好きだっしーとか、くまモンが好きだモンという方は、ごめんなさい。むしろ梨に関しては軽くディスっていくなっしー。
かわりに王道ゆるキャラ愛にあふれたこの記事はいかがでしょう?
トレンドは世相を反映するって言うじゃない?
バブル期のゴールデンタイムでは、ホラー・オカルトものがじゃんじゃん放映されていました。また、松本さんのシュールな笑いが大ウケした「ごっつええ感じ」。これもバブル景気を引きずる1991年に放映が開始されています。
ですが景気がいまいちパッとしなくなってからは、ホラー番組をとんと見かけなくなりましたね。そしてお笑い番組では、痛々しいほど派手にキャラを作り込んだ芸人さんが好まれました。一発屋が量産された時期です。くやしっー!!
さて、どうやら日本の景気が上向き傾向にあるここ最近。アベノミクス!
するとどうでしょう。あんなに自粛(?)していたホラー番組を再びフルHD4K画面で拝めるようになり、ネットでもシュールなネタが大ウケではありませんか。
もうお分かりですね。わかりにくいでしょうか。察してもらえませんか。
シュールな笑いやホラー・オカルトものは、決して明るいものではありません。いわば「ー」要素です。景気が「+」のときは、トレンドは「ー」に傾くと決まっているのです。
好景気の今、メロン熊が覇権を握るチャンス
景気が良くなればシュールが流行ります。
ここ近年、ゆるきゃら界を牛耳っている梨の妖精がいますね。キュートな外見に似合わぬパンクな中身。ガチャピン顔負けの動き。たしかにシュールな生き物です。梨汁1滴でここまでのぼりつめた手腕にも感服します。
でも旬は過ぎました。
そろそろ彼にとって代わる存在を見つけていい頃ではないでしょうか。
メロン熊はシュールなゆるキャラです。ゆるキャラなのに「恐怖の」という形容詞を冠された時点で出落ち確定。そして子どもたちに逃げられ、おまけに夕張の特産物をPRするどころか食い荒らしている。まさか…と思わせる夕張市の闇。*メロン熊は、夕張市経営破たん後に物産センターの店長さんが作ったんだからね!
メロン熊をとにかく流行らせたい。今はその一心です。
メロン熊はゆるキャラグランプリにエントリー可能
梨は「ゆるキャラグランプリ」に正式エントリーできないことをご存知でしょうか。梨は「活動に制限が出るから」というF市の配慮でいまだ非公認キャラ。そして梨が所属している「日本ご当地キャラクター協会」は、年6000円のお布施と着ぐるみがあればたいていなんとかなるなっしー。
ですが、「ゆるキャラグランプリ」のエントリー基準は厳格です。地域や企業の公式キャラではなく、「梨プロダクション所属の梨キャラ」という肩書きでは意味を梨ません。
メロン熊のバックにはワカサ観光物産(北海道物産センター夕張店)がついています。「ゆるくないのは自分でもわかっています」と言いながらも、実際ゆるキャラグランプリにエントリー経験があります。なんと奥ゆかしい。
一時的な大ブームを引き起こした梨。
地道に夕張のために頑張り続けているメロン熊。
どちらがゆるキャラ界の聖帝にふさわしいかは明らかですね。
さらにはこんな事実も判明
ゆるキャラ界の重鎮ひこにゃんが2007年に産声を上げて以降、爆発的に増えたご当地キャラ。
そして2009年、彼らを本気で統括するために「ゆるキャラさみっと協会」は「ご当地キャラクター協会」に名称変更しました。いわばゆるキャラ&ご当地キャラ界の転機の年です。
そして無口でシャイなゆるキャラ(熊等)にとって代わって梨ブームが起きたのが2012年。これもまた一つの転機といえますね。
2009年 自民党、歴史的大敗北により政権交代。フルアーマー
2012年 空白の3年間を経て、自民党が政権奪還。カツカレー
そうです。ゆるキャラ界に転機が訪れるとき、また政治的にも大きな局面を迎えるのです。その逆もまた、あり得るでしょう。
自分は政治のことは全くわかりません。そして政治と野球と宗教の話題をふってはいけないことも知っています。
ですが、とにもかくにも一緒にメロン熊を応援してみませんか?
この熊は70年間飼い主を探しています。
(参考)